AV男優時代の話㉘

AV男優も長いこと、約15年ぐらいしていると実に色々な事がありました。いいこともあれば、そうでないことも。

まず1つは、撮影内でのトラブル。普通はそんなにはあることではないですが、その時の撮影は、乱交ものという大人数ものでした。内容、詳細は割愛しますが、私個人でもなく現場全体のトラブルを私が被ることに。あるトラブルか起きて、撮影終了後に帰宅してから、その現場に女優を、送り込んだプロダクションからいきなり電話が。当の撮影現場の監督は、かばうことなく私の携帯電話の番号を先方へと知らせて、それで直接私への電話でした。まあ、それもどうかと思いましたが。

そしてどうなったかと言うと、モデル事務所へ私1人が呼び出されて、先方の事務所へ。まあ、そうすると初めから威圧的な態度で、脅しです。こちらは1人、相手方は数人で、ティッシュの箱を投げてくるわ、言葉も荒く、まるでアウトレイジの世界、ヤクザの事務所のよう。その夜暫く軟禁状態でした。そこのモデル事務所は、その当時急成長して、飛ぶ鳥を落とす勢い。内部の人間もイケイケでした。

結果的には、大人の解決をしましたが、そこの事務所は私をNGに。要はそこの事務所の女優とは共演できませんということです。そこの事務所に潰されてたまるかとその後も引き続き長年頑張りました。もうそこの事務所が先にフェードアウト。

あとは、この日記の中でも以前に書きましたが、ガチナンパ撮影でのトラブルですね。北九州市小倉で逮捕されそうになった話し、あとは同じくナンパ撮影では、柏市と横浜駅でのトラブルもありました。いずれも地元の怖いお兄さん達とのトラブル。「誰に断ってここでやってんだ?」というような、いちゃもんですね。よくあることです。初めはどう対処したらいいかわからず、時には大人の解決した時もありましたが、咄嗟の判断が大事だなと教訓になりました。

そのようなトラブルって、また特殊なもので、普通に生活していたら有り得ないこと。学校でも教えてくれない、社会勉強となりました。

もう、あのような経験をしたら、怖いものはもう無いとさえ思います。咄嗟の判断、処世術というのも生きていく上で備わっていた方が良いということです。男優になっていなかったら、経験し得なかったことかもしれません。そのよう経験も1つの財産ですね。

関連記事

PAGE TOP