ホスト時代の話し㉝

第33話 ホストを経験して

憧れて入った夜の世界。ホストになる前はほんとに喋れなくて、それでも接客業ですから喋れない事には話しにならず、何とか少しは話せるようになり、お酒もそれまではほとんど飲んでなかったのが、少しづつ飲めるようになって、時には売上の為にと無茶な飲み方もあったり。

店の営業が終わり酒臭いまま、派手なスーツを着て、明るくなった街並みを、昼職の人々が出勤する人並みに逆行するように帰路につくそんな日々。

入った店も自分で選んで、面接し採用なり、様々なお客様とホストと巡り会えて、ホスト業を経験出来ました。もしも、和絖という店ではなくて、他の店だったらどうなっていたのか?

例えば老舗ホストクラブの愛本店とか。また違う世界が見れたのかもしれません。一度は愛本店で働きたかったと思いましたが、しかし和絖という店に入ったから、その流れでご縁があってAV男優にもなったし、その後に女風という仕事にも出会えたし。

全ては偶然ではなくて必然だったのかなあとさえ思います。

何事も経験してみないことには、分からないですし、経験したからこそ、見えた景色というものは沢山あります。

ど田舎から出てきて、何も知らなかった一青年が様々な経験をしてきたことは、自分にとってはかけがえのない財産となりました。

ありがとうございました。

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