私の履歴書⑥

⑥生まれ育った環境

私の実家があった場所は、家の庭の先の10メートルぐらい先には川が流れていました。なので耳を澄ますと、川の水のゆらぐ音だけが聞こえるような。夏なんかは涼しげですね。暑くなったら川に入るみたいな。
あとは、小さい頃は川遊びをしたり、川魚を捕ったり。川の水も透明度があり綺麗でした。

そして、水ですが実家では水道水ではなくて、なんと湧き水です。家のすぐ裏側に水が泉のように湧き出していて、勿論飲み水としても問題なく、むしろ天然ミネラルウォーターです。それを料理から洗濯まで全ての生活用水に。今思うとなんと贅沢な。東京に来てまず感じたのはなんて水がまずいんだ、そして水を買うといった事にも衝撃でした。

水が綺麗だと、その湧き水の周りには、天然の山葵とせりが自生していて、よく食卓にはそのような自然の恵みの食べ物がありました。あとは春には山菜なども。うど、ふき、ぜんまい、たらの芽、などなど。そのような環境に育つとそれが当たり前のように思っていましたが、故郷を離れて都会で暮らしていると、大人になると、なんて素晴らしい環境だったんだろうと改めて思います。

凄いど田舎でしたが、私は生まれ育った町、生まれ育った環境には凄く誇りを持っています。願ってもないこと。故郷は自分では選べないけど、あそこでほんと良かったなあとつくづく思います。

ふるさとは遠きにありて思うもの

つづく

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