私の履歴書⑤

⑤小学生の頃の思い出

私が生まれ育った所は、ほんと田舎でした。駅の周辺には駄菓子屋、肉屋、魚屋、八百屋など個人商店はそれぞれありましたが、だいたい夜8時位には店じまいしていたような。コンビニもスーパーなんてものはなし。電車は1時間に1本あればいい方で、間隔が空く時は2時間に1本とか。終電は夜10時台だったかな。駅は無人駅でバスは乗客が少ないから何時からか廃止となり。

保育園を卒園して、いよいよ小学校への入学を迎えます。新1年生は男子は8人、女子は3人で計11人で、1学年1クラスのみです。ちなみに小学校を卒業するまでその11名が欠けることなく、ずっと同じ顔ぶれです。なのでクラスメイトの事はだいたいの事は知るほどの仲だったと思います。

小学校に入学した頃の心境は、これから始まる新しい学校生活にワクワクして楽しみでしかなかったと記憶しています。新しく習う国語、漢字、算数、計算、など真新しいことばかりで、言わばこれから先の基礎となる学びですね。

保育園の時には居なかった、新しいクラスメイトも2~3人居たような。しかし、その人数ですから自然と仲良くなれたような。

入学してから、まだ間もない4月のある日の下校時のこと。家が同じ方向のクラスメイト何人かで学校から家へ帰る途中、なぜかその日はいつもの通学路ではなくて、線路沿いを歩きながら帰宅していました。そして、ちょうど電車が通るタイミングと重なりました。電車は警笛を鳴らしながら通り過ぎていきました。

そして、その翌日ですね。学校へ登校すると担任の先生に、昨日の線路を歩いて下校した事がバレていました。たぶん電車の運転士から小学校へと通報があったのでしょう。

そりゃそうですよね、あの頃は分からなく、大人になるとそのような事は非常に危険な事だったと改めて思います。それからは、線路沿いを歩いて下校するなんて事は一切ありませんでした。

しかし、何もなくてほんと良かった。

つづく

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