ホスト時代の話し⑪

春に俳優養成所を卒業後、5月の連休を過ぎて、男性向け風俗やホストクラブなどの風俗専門の新聞であるナイタイとMANZOKUでリサーチしておいたお店へ電話して面接の日を迎えました。

新宿歌舞伎町二丁目にあるとあるビルの4階にその店はありました。今は無き「和こう」という店でした。当時は同じビルの上の階には、大箱のホストクラブの「夜の帝王」が入っていました。

今回の面接には、ちゃんとスーツを着て、ヘアスタイルも整えて、履歴書も書いて気合いが違います。お店の営業時間が終わる前の朝方、5時半ぐらいだったと思います。店のカウンターに通されて履歴書を出しました。面接をしてくれたのは店長でした。

店長は、身長185ぐらいある細身でスーツが良く似合っていて、髪型はオールバック。お~これがほんとのホストかあ、カッコイイなあ。それが第一印象でした。男の私から見ても格好いい男、この人の下で働きたい。素直にそう思いました。

面接の結果は、その店長からの言葉「うちで働かないか、一緒に夢を見ようよ」もう~言葉まで格好良いな。自分はハートを掴まれました。たぶんその時の私の目は♡♡だったと思います。即決でした。こんどこそ、ほんとのホストデビューです。

つづく

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