ホスト時代の話し④

④ザ・面接

東京での生活にもだいぶ慣れてきて、少し余裕も出てきた、20歳を過ぎた頃でした。勇気を振り絞って三行広告で探したホストを募集している店へと電話して、すぐに面接の日を迎えました。

その前に、当時はまだ学校に行きながら朝晩と新聞配達をしていた訳で、もし採用となりホストとして働けるのは、夕刊の配達が終わり夜ご飯を新聞販売店で食べて、それからの時間20時から終点前の24時位までかな。三行広告には自由出勤と書いてあったし大丈夫。

そしていざ面接へ。その当時はスーツなど無かったので、ほんとに普段着で行ったと思います。電話で言われたように新宿駅から新宿厚生年金会館まで歩いて向かい、そこに着いて公衆電話から応募した店へと電話して店への行き方を教えてもらって何とかお店にたどり着きました。

かすかに記憶にあるのは、雑居ビルの中に入っており、木製のドアを開けるとカランカランと音がして、中に入るとギラギラとした派手さはなくて、まるでスナック?といったかんじの店内。まだ開店前で店の人が2人ほどいて、そのうちの1人がお店の偉い人?面接する人でした。

面接内容?もう何を聞かれたかは、流石に覚えてはないですが、ごく簡単な内容だったと思います。さて面接の結果はというと、「今日から働いていく?」これって合格か!自分で言うのもなんですが、まあ不細工な方ではないし、そうそう落とされる事なんてないだろうと、根拠のない自信はありました。

そして、私はその日から早速その店でホストとして働くことに。やっと念願のホストデビューです!

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