私なりの哲学

無自覚な悪ほど恐ろしいものはない

知って作る悪と知らずに作る悪とどちらが恐ろしいか?

阿難というお弟子がお釈迦様に、「悪いと知りながら造る罪」と「悪いと知らずに造る悪」と、どちらが恐ろしいかと思うか?と尋ねました。

それに対して、

「知らずに造る悪の方がより恐ろしい」と答えられています。

悪いと知りながら造る罪の方が、より重いように思いますが、お釈迦様は、悪いと知らずにやる罪の方が恐ろしいと説かれています。

なぜなら、悪いと知らないと歯止めがききませんから、無自覚のうちに、手加減なく悪を造ってしまうので大変恐ろしい。

逆に、自分の行いを悪だと知っていると、なるべく抑えようとするから、まだましなのです。

何が悪なのかを知らなければ、気をつけることも、止めることもできない

自分のなかで、似たような内容の言葉で、「悪気のない盗っ人」という言葉ががあります。物などを盗んでおいて、罪の意識が全くないといったような状況などで、これはもう救いようの無いぐらいに困ったものです。

⚪人を困らせるな

⚪人を騙すな

⚪人のものを盗むな

少なくても、この3つは自分のなかで最低限守って生きたいものです。そしてその先に、このような自分でも人様のお役に立てましたら幸いです。

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