黒猫は「福猫」

先日、黒猫は縁起が悪いという理由で山に棄てられて保護された子猫の話をネットでみました。日本でも「黒猫が前を横切ると不吉なことが起こる」という話は一般的ですし、黒猫=不吉の象徴というイメージを持っている人は多いかもしれません。中世ヨーロッパでは黒猫を飼っているのは「魔女」である証拠とされて猫ともども火あぶりにされたなんていう話も、ネガティヴなイメージに一役買っているのでしょう。


いろいろな地域で「Bad luck」とされている黒猫ですが、実は日本では古来から「幸運」「商売繁盛」「魔除け」の象徴とされていて「福猫」だったそうです。平安時代には天皇が黒猫を飼っていた記述が残っており、また江戸時代には「黒猫を飼うと結核が治る」といううわさが広まり、人々の間で黒猫を飼うことがブームになったこともあるそうです。夏目漱石の「吾輩は猫である」のモデルとなった猫は黒猫だそうです。迷い込んできた黒猫の子猫を飼い始め、その猫をモデルに執筆したところ大人気となり、夏目漱石の出世作となりました。まさに幸運の黒猫だったわけです。

詳しく調べてみると、「黒猫が前を横切ると不吉なことが起こる」というのも、黒猫自体が不吉なのではなく、幸運をもたらす黒猫が横切って遠く離れていくからという意味なんだそうです。このようにスピリチュアルの世界では黒猫は幸運の象徴とされてきたのです。

●黒猫が住んだら幸運が訪れる
●黒猫を飼うと金運が上昇する
●黒猫が近寄ってくると幸運がやってくる

といった幸運のスピリチュアルメッセージもあるそうです。

このように象徴として両極端な黒猫ですが、猫飼いの間では「人懐こくて甘えん坊、フレンドリー」とよくいわれています。初めて猫を飼うなら「黒猫」がお勧めかもしれません。ただし、写真うつりが悪いので、インスタ映えは難しいです。(笑)

日本では「福猫」のイメージが強かったのに欧米化の影響で「不吉」の象徴になってしまった黒猫。どんな柄でも猫は可愛いのです!

最後に・・・

黒猫をプレゼントされたお母さんの動画が可愛いので置いておきます。

関連記事

PAGE TOP