AV時代の話し⑧

私がAV男優としてデビューした時は、日焼けしていて、あとは茶髪で男優としてデビューするまでしていたホストの風貌で、いわゆるホスト系男優でした。その為か少し目立っていたのではないかと思います。

デビュー当初って、現場に呼ばれやすいです、どんなかんじの男優なのか、お試しという事もあるでしょうし。そして、現場を回るうちに、いろんな男優と会うことになります。1つの現場で、女優さんもそうですが、男優が複数呼ばれることも多くて、他の男優と会う時には、まずは挨拶ですよね。

同業者でありながら、自分より先にデビューされていてもう何年も活躍している諸先輩方はたくさんいましたし、むしろ自分がAVを見ていた時に、出ていた男優と同じ舞台に立つことは出来ましたが、それでもやはり業界の大先輩。

有名どころで言いますと、加藤鷹さん、チョコボール向井さん、沢木和也さん、剣崎進さん、島袋浩さん、などなど、そして自分がデビューした1~2年後とかには、その後有名となる、しみけん、黒田君、森林君、一徹君の世代といったところでしょうか。

もう、自分が業界入りした頃には、加藤鷹さんも男優界のスーバースターで、撮影現場にはフェラーリで乗り付ける。フェラーリのエンジン音で、鷹さんの到着がわかるという存在感。あとは諸先輩方も、ジャガー、ベンツ、ポルシェ、ベントレー、BMWなどなど、被らないようにそれぞれが高級外車を乗り回すバブリーな時代でした。

そして、いつの日か、自分が呼ばれた現場に、加藤さんや、チョコさん、沢木さん、剣崎さん、など今までAVの中で見ていた方々が目の前に。まるで芸能人でも見たかのように、、ではなく、もう同じ業界人としてミーハーなることなく、同じ世界に立てた事は素直に嬉しかったです。

そのなかでも、男優デビューする前から好きだったナンパビデオで見ていた沢木さん、剣崎さんとも、現場でお会いする事に。しかもナンパ撮影に呼んでいただいたり、いつからかプライベートな時間まで共にすることに。デビュー当時に、業界の周りの方から、なぜか自分のことを、リトル沢木さんと一部では呼ばれていました。なんとなく風貌が少し似ていたからだと思いますが。

つづく

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